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【スカイリムSE】闇の一党:デス・インカーネイト(Death Incarnate)後編

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 ペニトゥス・オクラトゥスの襲撃を受けた闇の一党聖域。

 仲間たちを救出した私は、炎に囲まれて逃げ場を失う。

 夜母の導きに従って、彼女の棺の中へ再び入ったのだった。

 

 今回は・・・心が重い。ダメージ大でした。

  

 ネタバレ注意願います。 

デス・インカーネイト 後編

 

目覚め

 いったいどれくらいの時間が経ったのだろう。

 目を覚ますと、すぐ横に夜母の顔が・・・・・・。

 慌てて身体を起こそうとして棺に頭をぶつけてしまった。

 そうだ、ここは棺の中だった。確か聖域が崩れ落ちて・・・・・・。

 記憶が戻ってきた時、バベットとナジルの声が聞こえてきた。

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 どうやらナジルとバベットが私を助け出そうとしてくれているらしい。

 バベットは、力仕事が苦手なんて言っている・・・・・・。

 ナジルが岩をどかしてくれているみたいだ。

ナジル頑張って!ほら、できそうよ

もう一度引け!よおし、そこだ!

開けられる?

あぁ、ちょっとだけ待ってくれ

 ふいに私の心に夜母が語りかけてきた

f:id:hachirock:20200413165427j:plain あなたはアストリッドに会わなければなりません。ここ、闇の一党の聖域において

 アストリッド!?アストリッドはここに居るのか!?

 夜母の声に無意識に問いかけた時、まぶしい光が飛び込んできた。

 

アストリッド、永遠に

 視界がはっきりしてくると心配そうにのぞきこむナジルの顔が見えた。

大丈夫か!?リンクス!

ナジル・・・行かなくては・・・

おいおいおい、大変な思いをしたんだ。ちょっと座って休め

アストリッドがここ、聖域にいるんだ

アストリッドが!?わかった、お前と共に探そう

 夜母に導かれるかのように、私とナジル、バベットの3人は聖域の中を進んでいった。

 そして、アストリッドの変わり果てた姿を見つけたのだった。  

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アストリッドがあまりにもむごい姿なので画像をボカしています。

この後、アストリッドとの長い会話が続くのですが、ずっとこの姿のアストリッドを見ながら会話をすることになります。きついシーンでした・・・・・・。 

リンクス、生きていたのね・・・生きてた・・あぁシシスよ・・

アストリッド・・・

お願い、聞いて。話さなければならない事はたくさんある・・でも、時間がないの・・。ごめんなさい・・マロが・・あなたを奴らに引き渡せば闇の一党をそっとしておいてやると言ったの・・これからずっと

もういい、アストリッド。話すな

あなたも、夜母も、敬愛する者すべてを私は裏切った。そのあげくマロに裏切られたのよ。私は昔を取り戻したかったの、シセロ、夜母、そしてあなたが現れる前のあの頃を

・・・・・・。 

聞くのよ、リンクス。すべて私の責任よ。誰よりも優秀なあなたを殺してしまうところだった。わからないの?私がやったのよ。あなたを罠にはめて、殺してしまえばいいと思った

俺は・・・こうしてここに居るじゃないか

そうあなたは生きてる!だからまだチャンスはあるわ、もういちどやり直すチャンスが。だから・・こうしたの

アストリッド・・いったい、何を?

分からないの?夜母に祈りを捧げたわ!私は黒き聖餐なのよ

 気づいていた。アストリッドは自分を生け贄にしたんだってことに。

 アストリッドの周りには黒き聖餐に必要な道具が並べて置かれていた。

 全身に大やけどを負いながらも、彼女が自らの力でこれを行ったことも。

あなたが正しかったのよ。夜母の言うとおりだった。昔から・・・彼らはずっと闇の一党を導いてきた。反抗するなんて愚かだったわ

アストリッド!もうやめて!私が治療するから! 

いいのよ、バベット。ナジルも、これだけは信じて。私は後悔していたの・・ずっと契約を願っていたの。今から、リンクスが一族を率いるのよ。この悲痛の短剣を彼に授けるわ。最後まで見届けられるように

アストリッド・・俺は・・・・・・。

リンクス、最期の命令よ。私を殺しなさい

 彼女の横には悲痛の短剣が用意されていた。  

 始まりはアベンタス・アレティノの噂を確かめにいったことだった。

 闇の一党でもないのに彼の願いを聞き、孤児院の院長を暗殺したのだったな。

 廃墟と化した小屋で待っていたのが、アストリッドだった。

 誰よりも家族を重んじてきた闇の一党のリーダー。

 今、私の目の前に横たわるアストリッドはとても小さく見えた・・・・・・。

リンクス・・・、アストリッドは彼女にとって正しいことをした。だから次はお前の番だ。彼女の苦しみを終わらせてくれ

 バベットがアストリッドを見つめた後に、私の方を見上げて小さくうなずいた。

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 私は、治癒の光で彼女を包んだ。もうそれが彼女に効果がないことはわかっていた。

 それでも彼女の苦痛を少しでも和らげて逝かせたかった。

あぁ・・・ありがとう

 闇の一党リーダー アストリッド逝く

 

 夜母の声

 アストリッドが息を引き取るのを看取った私は、夜母の元へと行った。

 彼女の声が私の心に話しかけてきていたのだ。

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アストリッドの死は定めだったのです。虚無の彼岸に慰めを見いだせればよいのですが。

しかし、あなたの命ある限り闇の一党も絶えることはないでしょう。若者よ、契約を果たしなさい。

皇帝タイタス・ミード2世を滅ぼすのです

 夜母は私、聞こえし者にこう告げた。

 私は・・・、聞こえし者として闇の一党を束ねる責任があるとも。

 皇帝の暗殺。そうか、契約はまだ生きているんだな。

 

 クエスト「デス・インカーネイト」完了。

 次回、クエスト「シシス万歳!」

 

 

 続く