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【スカイリムSE】xTranslatorの使い方 NPCの名前の翻訳考察

 「 The Brotherhood of Old - SSE」(闇の一党メインクエスト終了後に、クエストを追加するもの)の翻訳作業をやり続けています。

 一番厄介なのが、登場人物とそのセリフ。

 本もたくさんあって、ものすごい長文なので大変なのですが・・・・・・。

 

 この記事の内容は、xTranlatorのコメント欄に書いて頂いてあるやり方を参考にした、私が今やっている翻訳作業のやり方です。

 すでにxTranslatorがインストールされ、辞書構築も終わり、日本語化ファイルをダウンロードして翻訳が出来ている前提です。

 日本語化ファイルをダウンロードして翻訳する方法は前の記事で説明していますのでご参照願います。

 

hachirock.hateblo.jp

 

 翻訳作業は人それぞれやり方が違うと思いますので、あくまで参考と言うことでご覧になってください。

 

  

skyrimspecialedition.2game.info

 

 

 

 実践編

1.STRINGSを翻訳する

 xTranlatorの画面上で、「STRINGS」を選びます。

 STRINGSの中には、NPC、アイテム、本などの名前や、クエストの題名、選択肢などが入っています。

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 すでにこれまで翻訳されたことがあるものは、自動翻訳されて灰色のラインになっています。

 

NPCの名前と性別

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1.オレンジ枠の部分「ID」を押すと、ID順にソートされます。

 画面をスクロールして「NPC_FULL」を探します。

 「NPC_FULL」は、NPCの名前です。ここで先にNPCの名前を翻訳してしまいます。

 このmod特有の登場人物はそもそも名前の読み方がわからないので決めてしまおうということです。

 

2.青枠はバニラでも居る闇の一党の「ナジル」です。

 バニラでも出てくるので自動翻訳(灰色のライン)で出てきます。

 (この画面では他の部分も灰色のラインになっていますが気にしないで( ;∀;))

 ナジルとの会話を自動翻訳すると、「ナジール」などと翻訳されることもありますが、それは最後に「検索・置換」で一気に直した方が楽です。

 

3.赤枠を見ると、女性のマークがついています。

 これで、Jeema-Na、Abeline Sunthorn、Morag Tong Acolyte、Morag Tong Initiateの4人は女性、それ以外は男性もしくは中性?(シシスの怒りなど)と判別できます。

 

4.名前の読み方は、よほどかけ離れていなければ自分好みで良いと思います。

 例えば、上に出てきた「Abeline Sunthorn」ですが、DeepL翻訳をすると候補が4つ出てきます。

 この中からお好みを選びます。ただ、スカイリムのNPCは姓と名の間に「・」が入って表示されることが多いので、そこは統一した方が人名と分かりやすくなるかと思います。

 DeepL翻訳の使い方記事はこちら

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厄介な名前ベスト3

 翻訳するのに厄介な名前がいくつかあります。

 ちょうどうまい具合に、ベスト3が並んでいましたw

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1.オーク

 赤枠は、オークの名前です。

 オークは独特な名前を持っていて、読み方も難解です。

 用語集に素晴らしい書き込みがあります。

オークの名前は、【名前】・【グロ(女性ならグラ)】・【故郷(部族?)の名前】となっているようだ。
(例)ゴーバッシュ・グロ・ダシュニク【♂】
ラッシュ・グラ・ダシュニク【♀】

 これをあてはめると、マグル(名前)・グロ(男性)・ボグルゴグ(故郷(部族?))

 ということになりますね。性別がわかるだけありがたいです。

 カタカナ表記に関しては、調べてみましたが読み方の規則など見つからなかったので、なんとなく強そうな読み方にしておけば(;・∀・)

 

2.カジー

 青枠は、Khajiitと書かれているのでカジートだとわかります。

 これがまたオークに負けじと厄介な名前になります。

 こちらも用語集に素晴らしい情報があります。みなさん、いったいどこでこの知識を探してくるのでしょうか・・・・・・。頭が下がります。

 引用部分は、用語集よりお借りしています。

ジートの命名法則

 ム(M)……子供
 ジュ・ジャ(J・Ja)……若者
 ス(S)……大人
 ドロ(Dro)……祖父・尊敬対象
 ラ(Ra)……高地位
 リ(Ri)……最高の尊称・集落や部族のリーダークラス

 ムアイクはまだ子供でありリサードは最高級

 この命名法則は男性に当てはまることが多く、女性は当てはまらないことが多いみたいです。男性でも当てはまらないことがあるようです。

 また、女性の名前でよく使われる頭文字は、A、K、Ts、Sh、Zaなど。 

  もう一つ、有用な情報がありました。

性別や社会的な立場は名前の接頭辞で示され、接頭辞と名前本体は英語版ではアポストロフィで区切られる。
(接頭辞の無いカジートもいるし、接尾につく場合やそもそも区切りのない場合もある)

 どうもカジートに関しては、それほど厳格な命名法則はないようです。あったとしても守られていないことが多々あるようです。

 なのでそれほど神経質にならなくても、同じNPCの名前が統一できていれば問題なさそうです。

 

3.二つ名

 厄介な名前の最後は「二つ名」を持つものです。

 「二つ名」とは本来の名前の前につく「あだ名」のようなもの・・・かな。

 わかりやすい例だと、

 ”麦わらの”ルフィ とか、”海賊狩りの”ゾロ など、””で囲まれた部分が二つ名です。

 上の画像の例ですと、原文を見て「二つ名」っぽい人が黄色い枠の二人です。

  • Unglock The Hand
  • Two-time Trolgsar 

  「The Hand」と「Two-time」がそれぞれ二つ名だと思うのですが、前後のどちらにつくのかに法則性があるのかいまいちわかりません。

 

 例えば、ロリクステッドのあの青年。

 自ら二つ名をつけたと言っている「虐殺者エリク」。

 もともとは、ただの「エリク」と言う名前だったのですが、

冒険者になったからには二つ名がほしかった。かっこいいでしょ?」

 と、自分で「虐殺者」という「二つ名」をつけた可愛らしい男。

 この「虐殺者エリク」の原文は、「Erik the Slayer」で、虐殺者=the Slayerは後ろについています。

 

 Unglock The Hand は、「手のアンロック」とか「アンロックの手」とか、ちょっとカッコ悪い。

 「手なるもの」も、よく考えると「なんだ?それ」なのですが、そこは色々と脳内変換して納得するしかないのかなぁと思います。

 

 Two-time Trolgsar は、Two-time という言葉を調べてみたら「浮気者」とか「裏切り」とかいう意味があったので、「裏切りの」という二つ名にしてみました。

 DeepL翻訳だと、「2度のトログザール」なんですよねw

 この辺は、色々と調べて名前をつけないとかっこ悪かったり意味不明になってしまうので、翻訳にも時間がかかる部分です。

 

呼び方の統一

 このmodだけではなくバニラやオブリビオンで登場する人物については、カタカナ表記揺れがあるのですが、これはもう感覚で決めています。

 と言っても、検索をして多く使われている方、普及されている呼び方、を選んで決めています。

 

 例えば、「Banus Alor」という人物がいます。

 この人は、スカイリムでは出てこなくて前作オブビリオンに登場した人物だと検索してわかります。

 カタカナ表記ですが、Wikiだと「ベイナス・アロー」。

 OBLIVION用語集でも同じく「ベイナス・アロー」です。

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 この場合は、「ベイナス・アロー」で決定!ということにしています。

 もし、wikiと用語集で呼び方が違う場合は、用語集を優先することが多いです。

 

 以上が、NPCの名前を翻訳する時に私が気にしていることでした。

 なぜ最初にここを記事にしたかというと、名前を決めて性別も確認しておかないと、セリフの翻訳にとまどうからです。

 

 どれが女性のセリフなのかがわかれば、彼女たちが話すセリフに「俺は飲んだくれだよ」などとあったら、「私は酒豪なのよ」などと女性用に変更することができます。

 

 また、日本語化ファイルで翻訳された名前が表記に統一性がなかったり、原文が「姓」のところが「名」の翻訳で会話が翻訳されていたりします。

 例えば、ルシエン・ラシャンス という人物と会話をする時に、

 「ルシエン、今日はどの店で飲んでいく?」とある場合と、

 「ラシャンス、今日はもう帰ろうぜ」と書かれている場合があります。

 この場合、「ルシエン・ラシャンス」がわかっていないと、「ルシエン」と「ラシャンス」は別人か?と勘違いをしてしまうこともあります。

 

 こういった部分を、自分でわかりやすいように翻訳をし直しています。

 

 すっかり翻訳作業の記事しか書かなくなっていますが・・・・・・。

 果たしてこの翻訳をしているmodに需要があるのか、あっやってみたいと思っている方が居るのかどうかもわかりませんが、翻訳をしていてなかなか奥深いやりごたえのある内容だとわかってきましたので(完全に頭の中ではネタバレしていますが)、なんとか最後までやり遂げてプレイを再開したいと思います。

 

 次回はセリフの翻訳のやり方を記事にしたいと考えています。